「闘うプログラマー」を読みました。WindowsNTをリリースするまでの開発チームの奮闘をつづったドキュメンタリー。日本人と違ってアメリカ人は毎日定時帰りという僕の認識は大きく誤っていたのだと言うことを知りました。マイクロソフトのように凄い人たちが集まるところでも、短時間に集中して成果を出していくことができる人は小数なのだなとホッとしました。多くの人は、四六時中会社に居るとか、日々増えていく要求の追加をとめるべく闘うとか、潰しても潰しても減らないバグにうんざりするとか、自分となんら変わりないみたいで。
もう20年近くも前のことについて書かれたものですが、そこで起きた問題やその回避策の多くが、僕が過去3年間で経験したことと変わりないことに驚きました。つまりこれは、「ある程度規模が大きくなると環境に関わらず同様の問題が発生する」とういことと、「20年前から既に知られている問題とその対処法を知っている人がチーム内にいなかった」ということです。いや、後者に関しては言い過ぎかも。知識があるからといって問題を解決できるとは限らないし、そもそも問題がわかっていてもその対処法があるとも限らないし。なんにせよ、いちプログラマーとして、バグが少なく軽くて速いコードを書いていくよう努力しよう。
連休が終わって明日はお仕事。またすぐに土日になるから、明日と明後日はがんばりすぎずにがんばろう。