リトルビッグプラネットを買いました

昨日の夜、新宿を歩いていたら三越の看板付け替え作業に遭遇しました。暗かったのでですが、「クリスマス」という単語と赤と白の配色は確認できました。ああ、もうそんな時期なのか。今日から11月。早いもので、今年もあと2ヶ月です。
今週は月末で忙しくなるかと思いきや、そうでもなく、毎日夕食作れました。どれも味が微妙に濃かったり薄かったりしてイマイチだったのは、レシピを見ながら作ったわけじゃないため。レシピどおりの材料と分量で作れば普通においしいものができるのはわかっているのですが、レシピ通りに買い物をするのが面倒なんです。それに、レシピを見ながら料理するのが面倒。なので、調味料の割合だけ覚えておいて、あとはテキトーにやってます。徐々に感覚を思い出してきたので、もうひと月もすれば人に振舞えるくらいの腕前に!…なれるといいなぁ。
眼鏡がなじんできました。眼鏡をかけたまま歩くと微妙にふらつくなんてことがなくなりました。ただ、仕事中にかけるのを忘れることが多く、なんだか調子が悪いと思ったらメガネを掛け忘れたまま仕事していたなんてことが何度かありました。う〜ん、やっぱり仕事中だけでなく常用したほうがいいのかな。眼鏡をかけているほうが楽なのは確かだし。ただ、部屋で寝転がりながら本を読んだりネットをするのに邪魔なのが難点。う〜ん。
リトルビッグプラネットを買いました。ゲーム熱は下がっているけど、PS3所持者としてこれは買わねば。Z軸移動が思うように行かないことに時折イライラしますが、それ以外はマリオワールドのような横スクロールアクションとして楽しめます。いろいろ掴めて、いろいろ乗れます。物理演算ってすごいなー。デカールがどこにでもいくらでも貼れます。オブジェクトがなんにでもいくらでも取り付けられます。馬の尻尾を何十個も設置できて、それが一つ一つ動くことに驚愕しました。自キャラの質感が触りたくなるくらい人形だったり、自由に着せ替えられたり、表情を変更できたり、首や腰をまわせたり、腕を左右独立してアナログスティックで制御できたり、ポイントになる球に自キャラが映りこんでたり、すごいです。「こういうのできたらよくね?」「を、いいねいいね、それ入れようぜ」そんなスタッフの会話が聞こえてきそうです。いや、きっと開発現場は苦労したはず。そういうのが表に出ないのがすごい。
ゲームとしてどうかというと、まだ微妙なところ。ゲームの製作環境を整えるのと、実際に遊べるゲームを作るのは別のこと。最高の食材が用意されたとしても、それを調理する人の腕しだいでできあがる料理の評価が変わるのと一緒です。リトルビッグプラネットはすばらしい製作環境を整えているとは思いますが、そこから素晴らしいアイディアと気の遠くなるような調整をして面白いゲームを作ったのかどうか…。チュートリアルとなる初めの惑星は普通でした。いずれもスーファミで遊んだ2Dゲームで見たことのあるようなものばかり。ちゃんと調整はしてあるのですが、はじめのステージでこれでは、これ以降にあまり期待できません。おもしろくなくはないのですが、モチベーションが続かないと言うか、なんというか…。
そんなふうに思ってストーリーを進めずにオンラインで他のユーザが作ったステージを遊んでみました。素人が作ったステージなんて、奇抜なアイディア勝負のネタものだろうと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。確かにそういうステージもありました。始まった瞬間うちあげられて、降りてきたらポイントの山があり、それを崩したらポイントがインフレ。そしてあっという間にゴール。これはこれでおもしろいですが、この程度のものをプレイするためにPS3を起動してテレビに向かう気にはなりません。がっかりすると共にちょっとほっとした頃に、見つけました。God of Warを題材としたステージ。評価が高かったので何の気なしにプレイをしてみたのですが、ものすごい秀作でした。
雰囲気の出ているステージ。見た目もそれっぽいですし、声などのSEで演出もばっちり。そして宝箱の開け方まで再現しています。なにより、遊べるステージとしてしっかりと作ってあることが驚きでした。横スクロールアクションゲームとして売り物となるようなレベルのものなんです。調整不足なところは少しありましたが、それでもこれを売り物ではなく、個人が趣味で作ったということが信じられません。あんた、人の作ったシステムで満足してないでその才能を生かしてもっと自由で面白いもの作りなよ。そう言ってやりたいレベルです。…いや、十分なのかもしれません。リトルビッグプラネットの自由度の高さがあれば、十分満足できるのかもしれません。物を自由に配置できて、絵が作れて、それを自分の名前で後悔して何万人にも遊んでもらうことができるのですから。苦労してプログラムから覚えてゲームを作り、意気揚々と公開をしても、数限りないフリーゲームがある今では人の目に触れることがありません。できあがるゲームだって、思い描いていたものよりずっとしょぼいです。必死で技術を習得して、あるいは夢を抱いてアイディアを磨いてゲーム会社に就職したって、スケジュールに追われて言われた仕事を片付けるだけの毎日。それでも言われた事の10分の1すらできずに自分の力の無さを実感しながら、俺の才能を認めない会社が悪いんだと愚痴をこぼすのが関の山。自由度の高さ、コストパフォーマンスの高さからいったらリトルビッグプラネットのほうがずっと優秀です。
このクオリティのステージを作るユーザがいるのであれば、リトルビッグプラネットは最高に面白いゲームだと思います。PS3を持っている人、あるいは少しでもゲームを作りたいと思ったことのある人であれば、間違いなく買いのゲーム。とはいえ、僕が今後もこのゲームを遊ぶかどうかはまた別の話。味噌ラメーンが好きだけど、1年間食べ続けたあとはさすがに食べたくなくなるのと同じ。今度の味噌ラーメンはコーン増量したよ! 麺の太さやスープの濃さが自由に選べるよ! なんて言われても、味噌ラーメンである以上もう食べたくない。リトルビッグプラネットがいかに優れていても、横スクロールアクションゲームである以上、僕はすぐに飽きると思う。…なんて言いつつ、昨日は朝までプレイしていたんだからどうなるかわかんないけど。

リトルビッグプラネット - PS3

リトルビッグプラネット - PS3