苦手

プログラムを書く仕事は本当に楽しいです。ついこの間までの仕事であったデータ打ちも楽しいことは楽しいのですが、基本的に同じ構造で同じような処理を書き続ける仕事であるため、どうしても退屈してしまうのです。ほんのちょっとデータを変更するだけで結果が劇的に変わるのは魅力的なのですが、だからといってその最適解を見つけるために延々と組み合わせを試しては確認するのが辛いんです。その点プログラムだと、そもそもの構造を変えて全く別のアプローチができます。退屈しません。
ただ、人のコードを見る時はどうにも嫌になることがあります。すっきりとした綺麗なコードや、複雑でも効果的なコードだと感動を覚えるのですが、明らかに無駄な処理が入っていたり、統一性のないコードだったりするとイライラしてしまいます。引数にconst以外の参照を渡して、戻り値をその他のデータを返すような関数は勘弁してください。書き換える引数を受け取るなら引数で完結できるようにして欲しいです。戻り値は成功か失敗のboolにして。そもそも周りに合わせて、書き換えるようなデータはポインタにしましょうぜ…
どうしても会社のある先輩にイライラしてしまいます。お願いだからもっと完結に話をしてください。お願いだからもっと人の話を聞いてください。お願いだから自分はできる奴だぜ、ほらがんばってこれもやったぜ見たいな顔しないでください。それ、間違ってます。直すの僕らなんです。そして、お願いだから風呂入ってください。汗かきであれば、スプレーでもう少し臭い抑えてください…
その先輩がやることが全て駄目に思えてきてしまって、今日は先輩が提案した内容を鼻から否定してしまいました。最終的に僕が変わりに提案した案を使って様子を見てみるってことになったのですが、落ち着いてからよく考えてみると、別に先輩が提案した案を採用して様子を見ても問題がありませんでした。どちらにせよ両方評価する必要があるのだから。なんだかすごい自己嫌悪。一部からは異様に嫌われている先輩だけど、まさか自分もそうなるとは思ってなかった。自分だけは大丈夫だと思ってた。
たぶんもう先輩を尊敬することはできないけど、だからといって今日みたいに鼻から馬鹿にして、耳も目も閉じてしまうようなことはしないようにしなくちゃ。人としてウマが合わないのは仕方ないとして、それを仕事に影響させるのはプロじゃない。