フォーチュンクエスト

今日、最近よく目にする「○○だお」についての記事を読みました。しょこたんが自分で作ったしょこたん語だといった発言に対して指摘する記事で、最終的には昔の漫画家だか作家だかが使っていたのが発祥ではないかというまとめでした。残念ながら僕はその漫画家だか作家だかの人は知らないのですが、「だお」は今のように使われる前から慣れ親しんだ(?)言葉として定着していました。
僕が初めてそのおかしな語尾を目にしたのは、小学2年生くらいのころ、フォーチュンクエストという小説でした。本を読むのが大好きだった僕は、それでも読むのは文字の大きなハードカバーのものばかりで、文字の小さい文庫本に憧れていました。僕にも読めそうなものはないかと、通っていた図書館の書棚から見つけ出したのが、絵がかわいらしいフォーチュンクエストだったわけです。
そのフォーチュンクエストの中で、主人公が焼け跡から(?)助け出した(?)エルフの女の子の口癖が、「だお」だったわけです。「ぱーるー、おなかへったお」……確か、こんな感じの使い方だったと思います。んん? もしかして「だお」じゃないかも。。。
「だお」の問題はおいておくとして、このエルフの女の子、ルーシーだかそんな名前だったはず。主人公はパステル。マッパーという聞いたこともない職業で変に思ったのを覚えています。それから、盗賊でオレンジズボンのトラップ、戦士で真面目なクリフ(?)、薬使いでいつもぼさぼさのキットン、巨人族(?)で穏やかなノム、ホワイトドラゴンのシロちゃん。そういえばシロちゃんは語尾に「でし」をつけてたっけ。こうやって、登場キャラクタの名前を挙げるだけで暖かい気持ちになれる懐かしさがあります。ラノベではありますが、安心して子供にすすめられる本です、フォーチュンクエスト。
そのフォーチュンクエストをここ数年読んでいません。フォーチュンクエストから新フォーチュンクエストへと名前を変えたり、外伝の話も出ながら、未だに続いているはずです。大学に入ったあたりから読んでいないので、いまはどのくらい出ているのか調べたところ、12巻まで出ているようです。もっと進んでいるのかと思ったのですが、1年に1冊くらいのペースなのでそうでもありませんでした。……ああ、クリフじゃなくてクレイか。それとルーミィーね。
気が付けばパステルやクレイの年齢をとっくに追い越していました。キットンの実年齢よりはまだ下かな? 思い出したら、久しぶりに読みたくなってきました。大人買い、しちゃえ!