卒業研究

秋晴れ

4年の11月……ということで、卒業研究の真っ只中です。2年や3年の時に卒論発表を見たときは「簡単そうだ」なんて思っていたのですが、いざ自分がやるとなると勝手がわからずてんやわんやです。正直なところ、キチンと終わる気がしません。順調に終わりそうな友人達を見ていると、4月からコツコツと始めていれば……と後悔ばかりの毎日です。「キチンと」終わらせなくても、おそらく卒業はさせてくれるのでしょうけど。
卒研をやってから初めて知ったのが、論文の数の多さと研究の種類の多さです。「こんなことやってる人はいないだろな」と思って調べてみると、既に論文にまとめている人が何人もいました。僕が取り組んでいる分野に関して"Google Scholar"で調べてみたら、10万件以上もヒットして非常に落ち込みました。もともと覚悟はしていたので「最先端だ!」と思って進めていたわけではありませんが、自分がやっていることより遥かに優れていることを、多くの人が昔から研究しているのかと思うと気が滅入ってしまいます。これじゃあ研究とは名ばかりの車輪の再開発だよなぁ……と。
そんなわけで、卒業研究を「研究」として捉えるのではなく、卒業前の「自主学習」として考えることにしました。つまり、研究室のリソースを自由に使って自分のための勉強ができるわけです。社会人になる来年からは様々な制約が発生することを考えたら、かなり貴重な時期なのではないでしょうか? ……まあ、今さら気付いても少し遅いかとは思いますが、どうせやるなら楽しんでやってみようと思います。いや、もともとかなり楽しいですよ。論文を書く作業以外は。。。