時をかける少女を見てきました。

時をかける少女


何か目的を作って外に出ないと、せっかくの土日が部屋でゴロゴロしているうちに終わってしまう。そんな、なんとも言えない危機感を感じたため映画を見るために新宿まで出かけてきました。
見る映画として選んだのは、「時をかける少女」。原作を読んだことがあるので話展開はわかっていますが、ゲド戦記が酷評される一方でこちらの評判がいいのが気になったので。どうせ同じお金を払うのならば、「おもしろくない」と言われているものよりも「おもしろい」方を選んじゃいます。それに、どうせジブリ作品はそのうちテレビで放映されるだろうし(^^;
上映している映画館が少なく、僕の住んでいるところからだt新宿か幕張のどちらか。幕張の方が距離的には近かったのですが、上映時間が19時からの一本しかなかったため新宿へ……行ったのですが、15分前についた頃には既にいっぱいで、結局19時からの回で見ました。
評判どおり、とても面白い映画でした。笑いあり、涙ありの楽しい時間を過ごせて大満足。大粒の涙をポロポロ流しながら大口を開けて「わーん!」と泣くシーンはさすがにやり過ぎな気もしましたが、他の点においてはアニメならではのオーバーな表現がキャラクターにぴったりマッチしてました。声優は決してうまくはないのですが、気にならない、というか今ではむしろこれじゃないと嫌だというくらい。声がダメダメなものを見るたびに、「アニメにはやはりプロの声優が一番」と思うのですが、今回くらいよければ全然OKです。
学校、夏、青空、坂道。劇中にそういった風景が出てくるからかもしれませんが、「耳を澄ませば」と似たような感じを受けました。空気感とかもそうだし、ひいた絵の中で魔女おばさんが素っ気無く喋る様子とか、もう、まさにジブリ!って感じ。似ているのが悪いっていうんではありません。もののけ姫以来あまりジブリ作品が好きではなくなった僕としては最高のほめ言葉です。ゲド戦記もこういう感じならば喜んで見に行きたいのですが……。

ところで、今日、久しぶりに映画を見ていてスクリーンのチラツキが気になりました。始めの数分間、慣れるまでは目がしばしばして痛かったくらいです。しかも、黒い汚れ(?)がだいぶ入っていました。う〜ん、僕が地元で見ていたときはもっと綺麗だった気がするんだけど……それとも映画館で見る映画ってこういうもの? 今度、スクリーンが綺麗だという噂の映画館で映画を見て確かめてみようと思います。