データ打ちも大変です

仕事の作業で遅れが目立つようになってきました。
僕の仕事は単純なデータ打ちなのですが、単なる数値の羅列ではなく、規則性のあるスクリプト的なデータなため慣れるのに時間がかかります。今日からは先日までやっていたものとは異なるタイプのデータ打ちに入ったため、一日中サンプルのデータとにらめっこしていました。
このサンプルデータ、度重なる練習用に使われたのか、数多くの人の手が入っています。おそらく最初に雛形となるデータがあり、それを変更しながら作られたと思うのですが、よく読んでみると中には明らかに無駄としか思えないような処理が多数……。データの意味をよく理解しないまま、コピペでなんとか動くものになっているような感じがします。危なすぎる。いくら忙しいとはいえ、こんなグラグラしたものばかりでは、いつか大きなバグを生み出しそうで恐ろしいです。
とは言え、今日一日データを読んでみて、僕も同じ「コピペでなんとか動くものを作る」という作業で済ませてしまいそうな気がしてきました。正直、難しいです。これを一つ一つ理解して作っていくのは至難の業。そして、時間もありません。既に赤くなりだした僕の工程表を見るたびに、焦りを感じてしまいます。
趣味でやっていたころは出来上がりよりもその過程やうわべを気にしていましたが、商品となるものを作る以上、時間内に期待通りの動作をするものを作り上げる必要があります。自己満足よりも商品の質。自己満足を得るよりもユーザに満足してもらうこと。そっちの方が大切で、そのためならば泥臭くても地道でも、やれるだけのことをやらなきゃいけない。最近はそれがわかるようになってきました。
しかし、泥臭いものはバグの温床になり兼ねないので、できるだけシンプル、あるいは冗長でもミスの少なくなる形式にすべきです。データを打ちながら、僕だったらばどう改良するか考えるのもなかなか楽しいもの。プログラマになれたあかつきには、是非ともよりスマートなデータ構造を提案したいものです。