青春物

多忙な仕事あってこそ優雅な暮らしというわけではありませんが、常にごろごろしているのに比べ、久しぶりにごろごろするととても有意義に過ごしたように感じれるから不思議です。昨日と今日は、昼間から音楽を流しながらまとめサイトをただひたすら見たり、溜まっていた小説と漫画を一気に消化したりしてました。ああ、やっぱりこれが僕の日常です。
floweryというゲームをプレイしました。風を操ってステージ上の花の蕾をひらいていくゲームです。はじめのうちは何をどうすればいいのかよくわらかず、これはゲームではなくてインタラクティブアートという物ではないか?と疑問を抱きながらも、気持ちのいい操作感と音楽にひかれてただ先へ進めていました。ボタンを押している間風が吹いて加速するのですが、その方向の制御をコントローラの傾きで行うため制御が難しく、なかなか思った方向へ移動してくれません。それでも感覚とはマッチしていて、それっぽい方向に動いてくれるので気持ちがいいんです。コース幅が異常に広いレースゲームをプレイしているような感覚といったところでしょうか。草原を誰にも邪魔されること無く駆け抜ける気持ちよさは最高。
ステージが進むにつれてテクニックも要求されるようになり、ああ、やっぱりこれはゲームなのだなと理解すると共にちょっとした失望を覚えつつも、要求されるテクニックが電撃イライラ棒のような単純なもので、それでいて演出が好みだったので一気に最後までプレイしてしまいました。これで800円はかなりお買い得。システムはシンプルだとは言え、これだけ演出が凝っていたらそれなりに開発費はかかっていると思うのですが、そこは流通コストがかからないからこそできる価格設定なのでしょうか。この人たちの作った他の作品もプレイしたいので、是非売れて欲しいです。
今日から3月。今月が終われば社会人生活4年目に突入するわけです。さっき、鴨川ホルモーを読みながら「学生に戻りたい!」なんて一人で叫んでたんですが、よく考えたら大学を卒業してもう3年になるわけですよ。3年間といえば、中学生活の全て、又は高校生活の全てにあたるわけです。中学を卒業するときは小学生時代がものすごく遠い過去のようでした。高校を卒業するときは、3年ぶりに会った中学時代の友人をものすごく懐かしく感じました。一方で今、学生のころを思い出してもあまり懐かしくありません。卒業してから確実に時間が経過していて、この3年間で多少は社会の辛苦を味わったはずなのに、気持ち的には学生のままです。次のステージに進めてません。なんででしょう。卒業のような、節目のイベントが必要なのでしょうか。よくわかりません。まだしばらくは、「青春物」の本集めが続きそうです。