sedとawkはなかなか使える

使う機会が増えたため、最近になってようやくsedawkの魅力に気付き始めてきました。
データ打ちという仕事柄、同じパターンで既述されたテキストデータをたくさん扱っています。基本的にはいろいろ考えながら、一つ一つ丁寧に打ち込んでいくのですが、中には95%は同じ中身で残り5%が異なるようなデータの打ち込みもあったりします。そんな時に必要となってくるのがスクリプトで、そこで使えるのがsedawkってわけです。
今のところ単純な使い方しか覚えていませんが、それだけでもShellスクリプトと組み合わせることでいろいろできてしまうのが素敵なところ。具体的には、sedでは置換、awkでは特定文章の抜き出しとフィールド分割。これしか使っていません。これらに、おなじみのgrepやsort、cat、wcなどを組み合わせて簡単な定型処理ならばできてしまうようにするわけです。
うれしいのは、使い捨てのものが書けるということ。Cで書くとどうしても「汎用性を持たせなくては……」とか、「ソースを綺麗に書かなくちゃ」、「セキュアなものじゃなきゃダメだ」といった思いがあり、単純な処理でもやたらと時間をかけてしまいます。しかしsedawkを使ったスクリプトではそんなことを考えず、サクサクっと書けてしまいます。わざわざファイルに書かずに、コンソールに直接打ち込んでワンライナーで実行することも多いです。一から作っていくCとは違い、「他人のふんどしで相撲をとる」といった感覚があるため気楽に作れるのかもしれません。
sedawkはこれで十分な気がしますが、shellスクリプトの文法を知らないため、いちいち調べたりして効率を落としています。明日あたり、作業をしているふりをしながら腰をすえて勉強してみようと思います。効率アップのためで仕事につながるわけですから、決して悪いことじゃない悪いことじゃない。